ARIA The ORIGINATION 第5話

ARIA The ORIGINATION | TB(58) | CM(0)

ARIA The ORIGINATION第5話、「その おもいでのクローバーは…」。

コミック版は未読です。


アリシアさんのオール捌きやアテナさんの歌声。そういった天賦の才能を持つ2人と昔から一緒にいた晃さんはどんな気持ちだったのだろう...。




いや、第1話で見せた晃さんの身体能力も天から与えられた授かり物だと思いますけどね。


灯里は元々人を笑顔にする天才であって街でも人気者、その上最近めきめきと操船技術の腕を上げている。
アリスは最近はそれほど目立つ描写がなかったのですが、The ANIMATION（1期）での初登場時にもあったように操船にかけては天才少女。知識も豊富だし、人付き合いが苦手だったところがだんだん克服されてるでしょうから一番有望株なんでしょう。


そんな2人にどんどん引き離されていってしまうんじゃないかっていう藍華自身の不安と、晃さんの境遇がシンクロしていく。昔の写真での3人組、1人晃さんだけシングル。晃さんはプリマになるのが一番最後で、特別な才能がない分時間がかかったという。

「意地っ張りで頑固だけど、真っ直ぐで一生懸命で優しい。やっぱり藍華ちゃんは晃ちゃんそっくり」
The ANIMATION（1期）第2話でのアリシアさんによる評だけど、性格だけでなく境遇まで似た者師弟の藍華には晃さんの気持ちがわかる。晃さんが感じてきたであろう不安や悔しさも自分の事のように理解できると。でもわからないこと...そんな辛い状況も乗り越えている晃さんは、どうしてそんな強いのか？

昔話として過去回想になるんですが、晃さんも実はかなり鬱になっていたというのは意外でした。サバサバした性格の人だけどこんな頃もあったのかと。

そして答えは幼い頃の藍華にあったのですね。
クローバーの三つ葉が平凡で四つ葉が天才と見立てる、そこで単純に三つ葉にクローバーの葉を足すのではなくバラの花びらを足すところが凄いなと思います。無い物はない、無ければ足せばいい。でも天才と同じように四つ葉になろうとするのではなく、自分なりの葉をもう一枚。努力に秀でた才能として、バラの花びらを...。


いや～今回もいい話でしたねぇ。藍華や晃さんの苦悩とかリアルで重めでしたけど、灯里の成長が描かれてきた一方置いてけぼりな藍華のことが気になっていたので流れとしても丁度よかったです。

ただちょっと気になったのが才能って事にスポットが当たったことでそれを示すための極端な描写があったことですね。例えばアリシアさん。あんな操船技術をひけらかすような人ではないと思うんですが...。今までずっと見てきた人にはアリシアさんの才能は十分伝わってるはずですけど、3期から見始めた人のために今回極端に描かれていたんでしょうね。
でも才能というか技術も大事だろうけど、一番大事なのはおもてなしの心ですよ。アマランタさんもおっしゃってたじゃないですか。そういう面では晃さんは3大妖精にふさわしいと思うし、藍華も十分やっていけるはずだと思う...かな？

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