ちはやふる2 第6話、「なほあまりある むかしなりけり」。
原作コミックは未読、アニメ第1期は視聴済です。
北央との決勝、続き。
「音になる前の音」を感じ取る周防名人のような戦い方で甘糟に猛追する千早。そして周りも大接戦、4組ともお互い残り1枚ずつの「運命戦」に...。
この間までは団体戦でも個人戦のような目の前の勝負の大切さが描かれていましたが、今回はそれだけではなく団体戦ならではの戦術も描かれました。
既に1勝していてあと2勝すれば勝利となる北央は、4組が運命戦という状況で2枚ずつの札わけを完成。瑞沢にとっては、少なくとも一人は敵陣を抜かないことには勝てないというかなり難しい状況に。
4組運命戦というのは極めてレアな状況だと思いますが、そんな場面への対策にも抜かりがないのも強豪校ならではで、まさに太一が言った「団体戦の経験不足」、経験の蓄積の差が出た場面ですね。
ほとんど勝負は決まったという中で敵陣への素振りをする千早、そして太一。
胸を熱くさせる良いシーンです。
「諦めてたまるか!」という太一の強気な攻めの気持ちがヒョロくんのお手つきを呼び込み、瑞沢1勝!
これで1勝1敗、残り3人の勝負となります。
試合前は省エネ思考で決勝を軽んじていた北央主将甘糟も、この終盤には勝負にこだわって熱くなっていましたね。
次の札で、一気に決着へ...。
千早の最後の札は甘糟とセイム、自陣優先で甘糟の取り札となり敗北。
奏ちゃんが自陣札を取って勝利したものの、机くんは敵陣札が取れず敗戦。
瑞沢の2勝3敗、北央が勝って優勝となりました。
団体としての勝敗はともかく、あの流れで千早が負けるとは思いませんでした。絶望的になったり追い上げムードになったり、本当にどっちが勝つか最後までわからない素晴らしい戦いでした。
お互い良い経験になりましたね。消化試合とせず、全力でぶつかって大正解でしたよね。
この戦いに刺激を受けた筑波兄弟、そして菫が白波会入り。
成長が楽しみです。
新からのメールに、決勝の楽しさと悔しさを思い返し涙する千早。
気持ちわかるなぁ...。全国でのリベンジはあるんでしょうか。