さんかれあ 第12話、「あの瞬間…俺は…」。
原作コミックは未読です。
もう最終回なんですね~。
「今の暮らしが礼弥にとって普通の生活って言えるのか?普通の女の子って言えるのか?」
父親から解放された礼弥をもっと自由にさせてやりたいが肉体維持を考えるとそうもいかず、その狭間で悩む千紘。
礼弥は小さな幸せをかみしめつつも、長く持たないと自覚しているようなのがちょっと寂しいですね。
千紘も少しずつ、花火大会、そして通学と礼弥の希望を優先し考えるように。
最後は衝撃的、って感じでもないけどちょっとホラーチックに千紘に噛みつき。
謎めいた余韻を残して終わりました。
うーん、正直これからが本番というか、肉体維持に関してどう解決していくのか、それを乗り越えながらどう2人が付き合っていくのかが楽しみだったのですが、その辺は放置されちゃった感じです。もっとも、礼弥の希望を優先しだした時点でXデーはより近くに迫ってくるので、早いところ解決策を見つけない限りはバッドエンド(礼弥は満足しているが悲しい結末)となることは明白ですから「目を背けたい部分を見なくて済んだ」という考え方も出来なくもないですが。
ウミショーの明るいノリとは全く違ってかなり暗めでシリアス寄りな作品でしたね。題材的には悪くないのにワンクール作品としての構成がどうもうまくなく、箸休め回2度も挟んだりヒロインほったらかしで親父の過去回想等々、変な間延び感があったりして本筋のテンポや緊張感を削がれたのは残念です。まあともかくお疲れ様でした、ありがとうございました!