君に届け 第5話、「決意」。
原作未読です。
迷惑をかけまいと、3人を避ける爽子。納得がいかない風早くんは爽子を待ち伏せ、事情を尋ねます...。
爽子と一緒にいることで風早くんの株が下がってしまう。そんな噂話を気にして、避けるような行動を取っていた爽子に対して風早くんは「それは黒沼の決める事じゃない、俺が決めることだ!」と熱弁。
「噂なんてどうだっていい。俺にとっては、俺が見てる黒沼だけが黒沼だ」
本心では風早くんを避けるような事はしたくない爽子にとって、これは救世主ばりの台詞ですね。さすがです。
「逆の立場だったらどうだった?」「結局、相手の気持ち次第じゃん」
矢野・吉田との件でも、風早くんの助言は的確です。先に言っていた「俺が決めることだ」と同じで、いきなり避けるんじゃなくてまず話すところからしないと、ですね。
「友達になれるように、頑張ってみるね」
自分の考えだけでいきなり避けだしてしまったことで、2人を不安にさせてしまったかもしれないことに気付いた爽子。ちゃんと話してみる決心をします。この"友達"は、前回爽子が詩乃に言っていた意味での"友達"でしょうね。矢野と吉田の関係のように...。
図書室での矢野。爽子が自分の言葉を素直に受けて怪談の本を借りまくっていたことを知ります。一方吉田は、玄関前でジョギング中の龍と会話。全然無関心っぽい龍が意外と鋭かったりして、面白いシーンです。「気になるなら本人に聞けば」って、さりげなくクリティカルな一言ですねえ。
そんな矢野と吉田が夜に会う場面では、ぎくしゃくしてからもずっと爽子の事を考えてる2人、それぞれの思いを口にします。2人ともいい奴です...。爽子のことがもう大好きで、友達。爽子が望む関係になれそうですね、もう少しで。
「自分以外の気持ちなんて聞かなきゃわからないし、自分の気持ちだってちゃんと言わなきゃ伝わらない。わからないからわかり合いたい、そう思えることが嬉しい。今、迷い無くそう思える自分が、そう思わせてくれる相手に出会えたことが、嬉しい」矢野吉田に気持ちを伝えるにあたって爽子がトイレの個室でプランを練っていると、とある女子グループが例の噂の話をしだします。爽子が誤解を解こうとしますが囲まれてヤバげな雰囲気に...というところで次回へ。
風早くんには事情が伝わりましたが矢野・吉田には伝わる前に終わってしまいました。矢野・吉田とも早く関係が戻ってほしいのに...。