君に届け 第1話、「プロローグ」。
原作未読です。
見た目で怖がられしまいなかなかクラスメイトとうち解けられない爽子。積極的に話しかけてみても、相手に怯えられてしまう。クラスの人気者・風早翔太だけはそんな爽子にも普通に接してくれるのだった...。
主役・黒沼爽子の声を演じているのは能登麻美子さんなんですが、これが最高の配役。クラスで孤立気味だった
爽子が風早くんの優しさに感動して惹かれてく様子が、能登ボイスのおかげですごく心地よく伝わってくるんですよね。これはもう特筆もので、それだけでも見る価値有りです。
エピソードの内容は肝だめし。
お化け役に貞子をと企んでいた矢野あやねと吉田千鶴に、爽子はその役やらせて欲しいと志願。自分の思いを伝えると、千鶴は感動。2人は応援してくれます。肝試し中にも飲みもの差し入れしてくれたり。この2人、爽子のいい友達になってくれそうですね。
肝試しの結果発表、ビリの風早くんには罰ゲームで「1週間貞子と付き合える権」と、クラスの連中は肝試しで2人が一緒にいたことをからかいます。
「それが罰ゲームなんて失礼すぎる」と拒否する風早くん。
クラスはざわめくが、爽子が誤解を解き風早くんの名誉を守るために、思いを伝えます。
夏休み中の登校、そして涙。
今回のクライマックスですが、風早くんの存在が爽子の中でとっても大切なものになってるということがすごく伝わってくるシーンでした。
「たぶん黒沼は俺のこと、あんまわかってないと思うよ」
風早くんが爽子に優しいのは、分け隔て無いからとかでもなく、かばってとかでもなく...。入学式の出会いから、ずっと爽子を思っていたのですね。
女の子の心理描写にこだわった、典型的な少女漫画スタイルの青春恋愛ものですね。ぱっと見では男からすると敬遠しちゃいそうな感じですがとりあえず見てみたらすごく気に入りました。かなり良作な気がしますので、ちょっと遅くなりましたがこの作品を感想記事に採用しようと思います。