大正野球娘。 第10話

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大正野球娘。 第10話、「私は何をする人ぞ」。


小説・コミックともに未読です。


朝香中との対戦に向けて、2週間の合宿です。



お出かけ用の服装や髪型、みんないつもと違った雰囲気で新鮮ですね。髪型はいつも束ねているキャラが夜になると下ろしていたり、お風呂ではアップにしていたりと変化が楽しめます。小梅やタマちゃんは髪型変えようがないですけどね。

合宿の間に巴おねえさまとの距離を縮めようとする鏡子を柱に、枕投げ・大浴場での入浴・お勉強会・肝試しなど色々なイベントが描かれています。どれもこれもキャラの性格が良く出てて面白かったですけど、特に面白かったのは肝試し。2人組がそれぞれ時間差で逃げ出していく様子が楽しかった。晶子と静の珍しい組み合わせの場面、クモは幽霊よりヤバイよね、僕も大嫌いです。あんなのが顔に付いたらショック死するかも。静は「とってとってー！」とパニクってました。気持ちはわかりますが、懐中電灯でさっさと払ったほうが...。

合宿中、アピールが裏目ばかり、失敗連続でへこむ鏡子。
「どうせ私なんて、何をやっても駄目な人間なんです。きっと、野球だってこれ以上...。」
この子は浮き沈みが激しいですね～。
アンナ先生の「騙されたと思って」という言葉で早朝、もう一度川原へ。すると、小梅・晶子が自主的にランニングをしていた...。
「あの2人は（中略）諦めたりせず努力で食らいついています。」
鏡子も心を入れ替え、頑張ることに。

野球の練習に関しては1塁ゴロへのカバーの練習、ゴロに対して前に出て時間のロスを無くす練習、投手を近めにして速球対策の打撃練習等々が描かれていました。早めの段階で一度うまくいかない様子を描き、その後徐々にうまくいくようになっていく様子が描かれてます。合宿中の成長をうまく表現してますね。前回からのテーマ、時間短縮に関してもレベルアップしているようです。

ラストは、鏡子がダイビングキャッチ。これも、合宿序盤では間に合わないと諦めてしっかり追わず流していたところからかなりの成長ぶりですね。ずっと裏目って来てましたが、やっと最後の最後に念願通り巴に誉められた鏡子の最高の笑顔で締めでした。


長くなるのでかなり端折りましたが、今回は見所が多くてとても楽しい回でした。

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