けいおん！ 番外編（第13話）

けいおん！ | TB(86) | CM(3)

けいおん！ 番外編、「冬の日！」。


原作漫画は未読です。


本編は前回で最終回でしたが今回は番外編、放送上の最終回。

部活のときに唯がメンバーを自宅の鍋パーティーに誘う。しかし、それぞれ用事があって...という内容。



静かな、ちょっとこれまでと雰囲気が違う描き方で始まりました。みんなが集まるとこれまでと似た雰囲気になりましたが、唯の鍋パーティーの誘いを他のみんながそれぞれ断るところから再びちょっと異質な空気に。

まずムギのアルバイト。彼女は少し世間知らずなところがあるお嬢様キャラでこういうことに憧れていた描写は1話からありましたよね。しかし今回バイトを始めたのは、そういう興味だけじゃなくて金銭的にも自立したいのかもしれないし社会勉強的な意味もあるのかも。で、ムギの仕事ぶりですが不慣れな中でも最初はうまく振る舞えていたけど途中ミスが重なってしまいちょっと重苦しい雰囲気に...。

澪は作詞のために海まで一人旅。邪魔してくる律も用事があったわけだし、わざわざ旅に出る必要性がよくわからないですけど。しかも結局成果はなく...。まあでもこういう行動自体は格好いいです、唯も言ってましたけどね。

梓は友人から預かった猫の世話。あずにゃん２号とか名付けてます。しばらくして2号が急に嘔吐し苦しみだしますが梓はどうしたらいいのかわからず...。

律は弟と映画。しかし、その前にラブレターと思われる手紙のせいでちょっと様子が...。読み上げた内容からオチをすぐに察することも可能とはいえ、意地悪な弄びかたをする脚本でしたね。弟が登場しましたが今更ながら「いたんだ」って感じです。聞いたところによると漫画では出てこないらしいですな。たしかに居てもおかしくはないけど、わざわざ最後に出さなくても...。


まあ、それぞれがトラブったり思い悩んでるタイミングで唯からのお間抜けな質問メールが。
ある意味こういうところが唯の良さですね。そういえば、最初の朝の場面でも唯以外はなんか無口なんですよね。そんな中で唯の天然さ加減がいい意味で生かされて、明るい雰囲気が生まれてる。盛り上げ役とはちがうけれど、欠かせないムードメーカーなんでしょうね。

このメールをきっかけに、さっきまでのちょっと暗い雰囲気も無くなりました。
あずにゃん２号の毛玉吐きの件も解決、そしてミスでへこんでたムギも気分転換になったのかまた笑顔で接客。そしてムギのバイト先のバーガー屋さんにみんな集まり、ようやくワイワイ。あの～、もしかしたら夜なら鍋パーティーできたんじゃ...というのは野暮ですねｗ

最後はいつもの音楽準備室でのティータイム雑談。手の温度ネタとかを経て、最後は武道館ネタで締め。


個→仲間→個→仲間という構成でしたが、その個人の描写のところでちょっと暗めにして不安を煽ってみたり、「律にラブレター」かのようなミスリードをさせたりと、これまでと違う雰囲気がもしかしたら評価の分かれるところでしょうか。「集まれないと見せかけ結局は鍋に集まる」というのが定番で、そっちのほうが普通に楽しかったかもしれないけどね。個人的には、明るい話を期待していたのでちょっと肩透かしくらいました。でもこれはこれでなかなかクールな締めの回ですよね。時間的な制約から個々の描写のバランスが悪くちょっと半端だった気もするけど、最後に各メンバー個人の日常を対比的に見せたのは、番外編としてはアリなんじゃないかなと思います。

いや～またダラダラと長くなってしまいました。スイマセン。
最後に、ありきたりな謝辞ではありますが、「けいおん！」毎回とっても楽しかったです。お疲れ様でした、ありがとうございました！

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