神のみぞ知るセカイII 第7話、「Singing in the Rain」。
原作コミックは未読です。
小阪ちひろ攻略編その3。
当日になって「告白はやめる」と言い出すちひろ。
「真剣になれ!」と説教する桂馬。だがそれはちひろのパラメータの見落としであった...。
ユータ君との恋愛成就で駆け魂を出す作戦は失敗。
自分のミスでちひろの心のスキマを広げてしまったかもしれないってことで桂馬自身がちひろを攻略する流れに方向転換となりました。
「駆け魂は、僕が出すよ」
あれだけモブ扱いして自身での攻略は考えない感じだったのですが、これはちひろをヒロインと認める台詞であってなんかカッコイイです。ちょっとあっさり気味ではあったけど。
やはりちひろの心の隙間は「一生懸命」とか「頑張る」とかがキーになってたんですね。
自分でも目立つ取り柄がない平凡なことを気にしているが、何するでもなく最初から諦めて適当に生きることでごまかしてたようです。
好きでもない男たちへの告白について問われると「光ってる人に憧れちゃうのさ。」とのこと。
そういう気持ちを桂馬ならわかってくれると思ったけど...桂馬には全然です。
似たもの同士に見えても、桂馬は自分には絶望していない。むしろ「落とし神」ですからね。恋ゲー攻略に関しては秀でた才能があるしめちゃめちゃ一生懸命です。そういえば5話の「人のこと言えた義理かー!」のやりとりでも、「頑張ることもない」という部分にはちひろも反論できてなかったな...。同族嫌悪感や親近感を抱きながらも、やっぱりそういう「違い」は感じつつあったんでしょうか。
「僕が望めば不可能はない、お前だって望めば何でもできる」
うーむ、これはどうだろう。
まあともかく「できる、大丈夫」の自信付けさせ台詞連続攻撃で押し切った感じですねw
で、キス→心スキマ埋まって駆け魂飛びだし→勾留、といういつもの流れ。
やっと雨が上がって空に晴れ間が出てきました。
攻略後...ちひろはバンド活動を始めるみたいです。
何にせようちこめる物が見つかるってのは良いことだと思いますよ、うんうん。
そして、桂馬もまたリアルについて考える。「僕は...」どうするんだ?
「他の男との恋愛による心のスキマ埋め」という変化球が面白いな~と思ってたらここに来て正攻法に転換。この構成は見事ですね~。ちひろの心理面描写もよかったです。EDで蛍が使われている意味が何となくわかった気がします。
クライマックスのキスへの流れは多少強引感が否めませんが、3話通してとても面白く楽しめたエピソードでした。
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