君に届け 2ND SEASON 第8話、「届け」。
アニメ1期は視聴済、原作コミックは未読です。
Aパートは途中になぜか再びOPテーマが流れるという珍しい演出。学校祭準備の様子や龍の野球の試合の様子、また千鶴の誕生日会の様子&龍からのプレゼントと、まるで龍のPVのような感じでした。本筋じゃないのはわかるけどもっとじっくり見たかったな~。
Bパートではいよいよ学校祭開催日となりました。黒魔術カフェも繁盛したようです。
まあそれはさておき、今回のクライマックスは教室の風早くんの元に走る爽子...という感動的なシーンなのですが、そこに至るまでの爽子の心理描写もまたなかなか印象的でした。
前回の「あんた、風早の何を見てんのよ!」というくるみとのやりとりもあって、「私、どうして風早くんを好きになったんだったっけ?」と自問していた爽子。
面白い事に、爽子は黒魔術相談で「好きな人に彼女がいる」という女の子からの相談を「ありがとう、正々堂々と彼女と戦ってみる」という前向きな結論に導いております。誤解ながら風早くんに好きな人がいると考えている爽子にとっては、似たシチュエーションと言えなくもないですよね。ただ、まだこのときの爽子は相談者と違って戦ってみるどころか、仮に風早くんに好きな人がいなくても何も変わらないのでは...などと消極的でした。
健人は相変わらず余計な事を...って感じではありましたが、その健人の話で自分が風早くんにだけ壁を作ってしまっていた事を知り、風早くんがいつも100%で応えてくれていた事を想う爽子。
そして、訂正で言った風早くんの「爽子。黒沼爽子だよ」という一言(そういえば「爽子」と照れて言えないとかいうネタもあったなぁ)が決定打に。風早くんの笑顔が爽やかな風となり、爽子のフードを外し長い髪を揺らす。もやもやが晴れた爽子の心理がとても素敵に描写された場面でした。
帰宅間際、爽子は「私の好きになった風早くんは、いつだってただの1人の男の子」と迷い無い結論に達したようで。いよいよ、時は来た!って感じですかね。
すれ違う胡桃も格好良かった。惜しむらくはその前の龍の「黒沼、教室ー」という助言がもうちょっと早めだったらな~。ナイスな場面なのに、タイミング的に貢献度が微妙に思われてしまい勿体ない...。
ともかく、最終回目前かのような盛り上がりでしたね~。次回が気になりますなぁ。