大正野球娘。 第9話、「誤解の多い料理店」。
小説・コミックともに未読です。
小梅の持っていた写真による誤解・行き違いの話と朝香中へ公式試合申し込みの話、交互に進行です。
おそらく乃枝や記子がまとめたであろう資料で朝香打者の特徴を研究する小梅。朝、それらを片付けるときに資料の写真を1枚しまい損ねたところから問題が...。落ちていたのはよりによって高原の写真。母が見つけ、父に伝わり...。
櫻花會、坂下小に勝利。小学生相手とはいえ小梅が盗塁を刺したり、ずいぶん上手くなりましたね。弱点もいろいろ克服されてきて、手応えも感じられているようです。そこで、アンナ先生は朝香中へ正式な試合を申し込むことを決めます。段階をふまえるというか、次の相手は弱めの中学にしておけばいいのにと思ったりもしますが...。
小梅帰宅後、家族会議。「お前、俺たちに何か隠してることがあるんじゃないのか」
両親は、小梅がこっそり高原と付き合っていると勘違い。
小梅は、だまって野球していることを怒られてると勘違い。
お互い誤解したまま進み、結局怒って決裂。
定番中の定番といえる手法ですが、もどかしいですね~(めぞん一刻に比べれば可愛いものですがw)。
櫻花會のさらなるテーマは守備時のプレーの「時間短縮」。
朝香中の連中はみな足も速いようですし、小学生相手に通用するレベルのプレーでは駄目ということ。しかし、ゲッツーの守備は今でも無駄がないように見えますが...大変ですね。
三郎さんと小梅、前回セリフ練習した神社で待ち合わせ。三郎さんも高原の話が気になる様子です。
映画の話では小梅に「そんなに花房ひで子が好きだったの?」なんて鈍感セリフ言われて可哀想な三郎さん。これ、全く自分に気がない人の発言に思えるよね...。そして、誤解がそのまま進行。
三郎さんは小梅と高原との仲を応援することに。
小梅は野球している件を三郎が応援してくれたと思い、嬉しそう。
しかし、三郎さんもキツイだろうに...いい人だなぁ。
櫻花會から挑戦状が届いた朝香中の野球部。岩崎はまだ葛藤はあるようですが、部としては一応受ける方向に。しかし朝香中の校長は失礼極まりない文章で櫻花會に試合拒否の返答をします。怒った晶子さんが岩崎に電話で抗議。翌日、岩崎も校長に抗議。そこへ小倉の爺さんがやって来て話しを聞きます。爺さんはどうやら朝香中の重要な後援者のようです。
校長は完全に女性蔑視の人だね。かつて晶子さんの嫌った岩崎もこんな感じだったかと。でも今の岩崎はそんな校長の話に反論し、「彼女たちが真剣に挑んできている以上、それにしっかり応えるべき」と言っている。まだ葛藤はあるけども、認めるところは認めだしているんですね。根はいい人みたいだ。
小倉爺さんの助力もあって朝香中も櫻花會との公式試合を承諾、夏休み後に試合となりました。
辻打ちの回で櫻花會に助けられ、いつか恩返しに役立ってくれるのだろうと思っていた金持ち爺さんでしたが今回やっぱりそのとおり活躍してくれましたね。
高原が小梅の元へ来て、ランデブーの約束を一方的にしていきます。三郎さんがその様子を見かけ悲しみの逃走。まだ誤解してる上にランデブーなんて会話が聞こえてきてはねぇ...。
で、母親との会話でやっと小梅は三郎が高原とのことを誤解してると気付きます。で、追いかけて色々説明。野球のことも三郎さんには打ち明け、三郎も「元気のいいお嬢さんらしい」と賛同。「お嬢さんが勝ったら、小梅さんと呼んでもいいですか?」と賭けまで。青春ですねぇ。
三郎さんと小梅はかなりいい感じですよね。野球のことはまだ親父さんたちには内緒だそうですが、今回の誤解の件はどう説明するのか...。
だんだん終盤の方向が見えだしてきましたね。
次回は合宿回。楽しみです。