けいおん!第12話、「軽音!」。
原作漫画は未読です。
本編は一応今回が最終回です。
いつになく感想記事長いよ。でも読んでくれたら嬉しいです。
学園祭の日が迫る中、唯は風邪をひいてダウンしまいます。
いきなりムギの眉毛がタクアンとか絶妙な小ネタ。これは寝込んだ唯が見た夢でした。心配する憂ちゃんと心配かけまいとする唯のやりとりがなんかいいですね。
憂ちゃんが唯に扮して軽音部でギター演奏。このあたりもギャグっぽいやりとりが面白かったです。ムギの「月が赤い」とかシュールすぎですね。
唯が登場するも、結局すぐダウン。本物のムギに対してタクアンネタの続きがナイス。
「みんなで出来ないのなら辞退したほうがマシです」唯がギターはまかせると言ったあとの梓のセリフ。これは前回の「律ちゃんの代わりはいません」に通じる部分ですね。ムギと梓は特にメンバーに対するこだわり、思い入れが感じられます。ちなみに律や澪は立場的なものもあってか「唯が無理なら仕方ないから唯抜きで」という感じでした。
当日まで風邪を治すことに専念した唯。で、風邪は治って学園祭当日に無事登校したもののギターを自宅に忘れ取りに帰ることに...。 (この間にあったザリガニネタは省略でw)
ここで、(始まってしまった)ライブの音に乗せて、1話の登校シーンと重ねつつうまく唯の成長を表現するという手法をとってます。ここがこの作品にとって欠かせない部分で、これをやるために「ギター忘れ」という「風邪」に続く2つめのハードルがわざわざ用意されたんでしょうね。普通なら、風邪で来られるかどうかわからないままライブへという流れでいい。ところが、それだと唯が走ったらおかしいですよね。唯が走ることで1話と重なるのであって、そのためには一度元気になってもらってその上で走らせなければ。この辺がシナリオ上ちょっと苦しいところかな。でも、この演出自体はとっても効果的でしたよね。すごく良かったです。
ライブシーン。衣装は防寒仕様浴衣。アンプがフルスタック、豪華になってますね~。ムギが借りて(おまけに運んで)きたのかな。
「ふでペン ~ボールペン~」ではさわちゃんがエキストラで穴埋め参加(豹変はせず、クールなままです)。2度目の合宿で唯が梓と一緒に練習してたフレーズですが唯はまだ戻って来られなくて参加できず。残念だろうな...。
ふでペンが終わるところで唯が到着。みんなの迎える表情とか唯が泣くところとか、じーんと来ます。ただ、惜しむらくは先ほども書いた事情で遅れた理由が「忘れ物」になってしまっているところですかね。まぁでもそんなの気にならないか。
そして唯のMCの後に「ふわふわ時間(タイム)」。唯のボーカル、曲に合ってていいですね。舞台袖のさわちゃんや、拍手する和や憂など、過剰すぎない周りの盛り上がりもいい感じに描かれています。
一回演奏は終了します...が、ムギの続行を受けてみんながリズム刻みだし、その勢いでワンモアリピート。ここもいいよね。ムギがきっかけというのがまた素晴らしい。本当にこのメンバーでの演奏をもっと楽しみたいっていう表れですね。できれば、あずにゃんにももっと唯と一緒に出来て嬉しそうな場面があったら良かったかな。(それに近い場面はちょっとだけあったけど。)
リピート演奏中には無人の音楽室の様子が。バンド名そのままにティーセットだったり、ホワイトボードだったり、並んだ机だったり。部活してる間は日常の当たり前の光景なんだろうけど、こういうのって何年後かに思い出すような懐かしい光景でもあるんだろうな。別にまだ卒業じゃないですけど、最終回のラスト直前に挿入されるとやっぱり寂しいですね。
「もう一曲」行きたいところで時間切れ。それが示す通りかどうかはわかりませんが次回にもう1話ありますね。でもとりあえず、今回本編の締めとして素晴らしい最終回だったとおもいます!
長くなったな~。読んでいただけた方(もしいたら)どうもありがとう。
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